エジプト雑感

引用:甲田洋二展
ムサビで見た学長展の作品タイトル
初期の顔が覆われてる人物絵がギラギラしててよかった。
[http://profile.musabi.ac.jp/pages/2009041.html:title=]
個展は良い。その人の生き方とか考え方の違いがわかるから。
学生から老年まで網羅されてるとなお。

Flickerのproを2年間分買いました。
今の為替なら$45で3600円位だから。
写真保存用のHDD買おうと思ってたけど、クラウド性と耐久性でFlickerの方が全然良いなと思った。
proならオリジナルサイズでダウンロードできるし
高温多湿の今の部屋じゃHDD買ってもすぐ壊れそう…
適当に暇な時にタイトルつけて、人が写ってないのとかは順次パブリックで閲覧可能に変えていかなきゃ

クリエイティブについて

ホタルノヒカリ (1) (講談社コミックスKiss)

たまに「クリエイティブな仕事がしたい」っていう言葉を聞くんだけど、それがいまいちピンと来なかった。
見えてる範囲では総合職とか事務職とか、ちゃんと勉強がんばって資格をとってすごい競争率の就職活動をクリアして安定してる人がそういう事を言う。
目の前でそう言われると、えっいいのかなって思う。
私は一応おそらくクリエイティブ職と思われる事をしてるけど、その人達に比べたら年の割に薄給だし手当もないし拘束時間は長いし。（周りを見回しても大体似てると思う）楽ではないけどいいのかな、すごい楽しいけどねと思う。こういう仕事についたら髪巻いてられないし、爪塗ってられないし、寝れないし、安定してないし…（私がズボラなだけかもしれないけど。ちゃんと綺麗にしてる人はしてるはず）

ただずっと不思議だったのはそれを言う人はそんな環境は嫌がりそうだし、今何か物を自分で作る仕事っていうわけでもないし、そういう勉強とか活動をしてきてるわけでない事。何かやりたい事があって、というより何か「クリエイティブ職」というものがあって、それに転職したいという事らしい、とそこまではなんとなく思い至ったんだけど、どうもそれは私のやってるような職業じゃないらしい。じゃあ何だろう？ってずっと不思議だった。

それが最近王道恋愛漫画って紹介されてて「ホタルノヒカリ」読み始めたらやっとわかった！やっとわかったよ！アイガットイット！

ホタルノヒカリの主人公は建築関係の会社に勤めてる設定で、イベントの企画書を作ったり外部デザイナーへの発注スケジュールを立てたり進行さんって呼ばれてたり、つまりそう言う事だった！

パソコンに向かったり、書類をたくさん抱えて走ったり、外に打ち合わせに行ったりする雑誌の1ヶ月着回しコーディネートの中のキャラみたいな仕事＝クリエイティブ＝企画職！だったんだよ！
ああすっきりした
自分がやる「着回し30日間」-デイリーポータルZ

企画職だからクリエイティブじゃない、っていう事では全然なくて、（頭使うし面倒なのに絶対必要な仕事だし人対人だし仕事の密度としてすごいと思う。私にはとてもできない）おおざっぱにクリエイティブってくくってしまうことに違和感を感じてたんだなってやっとわかった。
食品会社の営業とライン生産と企画と研究と実店舗勤務を全部まとめて「食品系」ってまとめちゃうような違和感
水族館の「魚類」にイルカが入れられてるような違和感！
そこには明確な住み分けがあるし、そういうちょっと細かめな分類があるってわかるようになったから前は無かった違和感を感じるようになったんだなと思った。

小さい子には「さかな」しかわからないけど、今はもう「マグロ」と「サバ」の違いがわかるようになった、そんな感じ。
だからその具体的な名前を知りたくてこんなに気になってたんだなと。
そんでいまいち「クリエイティブ」っていう単語から会話を広げられなくてどうしよーって思ってたんだけど、フグが食べたいんだって人に鰻の蒲焼き屋の私が何か出せるわけもない、ってわかって安心した。そうだよ職種が違うもの、今だって作曲やりたい人にがんばれーしか言えないのとおんなじだ。

具体的にはこういう仕事なのかなと思う物
洋服の青山×佐々木希
このドキュメンタリームービー見ると、イラストで服のイメージを書いてきて、青山の人がそれを作っていくっていう方式。そういえばよく深夜の通販番組でタレントとかモデルがおんなじ方式でアクセサリーとかバッグを作って売ってるな。
佐々木希は生地とかボタンを選ぶけど、実際生地を探すのと仕立てるのは名前が出てない人の方なんだよね（できたらそっちの人ももっとクローズアップして欲しいな、と思うけど、この人も更に別の実作業者に仕事振ってるんだろうな）

私はそうやって自分の手で作る事をやりたいのか、自分でフィニッシュまでやれないけどディレクションの方をやりたいのかどっちなんだろうな。