a space odyssey

神奈川県立近代美術館でやってたノルシュテイン話の話」展にねぇさんの車で行ってきた
葉山は古いのにおしゃれでマリンな土地でした


タイトルにもなってる「話の話」


すごい好き「あおさぎと鶴」


ノルシュテインエスキース、メモ、絵コンテ、撮影セット、作品上映と盛りだくさんな展示だった。

私、エスキースとはその辺の紙に書いたアイデアメモ的なものだと思って生きてきたけど違った。ノルシュテインは一枚で立派に作品として通用するレベルの絵画を何枚も書いて、それを元にアニメーションにしてた。エスキースから本気だ。

原画を見た後に映像を見ると、やっぱり筆の跡や使ってる素材の質感が均一になってしまって勿体無いなと感じた。もっともっと高詳細高解像度の技術が生まれて、それで撮影したらどうかな。
今の映像の味は無くなってしまうかもしれないけど、元の絵が絵としてあまりにも綺麗だったもんだから


「狐と兎」なんて本当に一枚一枚が絵画でびっくりしたなぁ。白い葉の飾りとか縁とか綺麗すぎる。雪の部分にはラメ素材が貼られてたり。


すごい量・量・量で圧倒されて帰ってきた。CGWORLDの巻末インタビューで、映像作家が「みんな女だとかファッションだとか言って遊んでないで、映像だけにどっぷりはまりなよ」みたいなことを言っていて、そのどっぷりを体現してる人生を目の当たりにした


一生を費やして成し遂げたいこと、まだ定まってない。早くしないと人生は短い。