バルロト三国とは、バルト海沿岸に位置するエストニア・ラトビア・リトアニアのことである

物語 バルト三国の歴史を読んだ

物語といっても、時間に沿って三国の様子の移り変わりをつらつら追っていく内容で、
特に物語性があるわけではなし。


この100年とっても領土変わりすぎ取られすぎでわろす


三国合わせて人口600万人位しかいない小国で、
独立国家としてはまだ20年も経ってない国で、
人口の半分が自国の民族じゃない国で。
東京の人口は1200万人。


ヨーロッパの国力差とかよく知らなかったけど、ロシアとドイツの圧力がものすごいっていうのだけは伝わってきた。


適当に思ったこと

・1インチの領土をおろそかにする国は滅びるっていう言葉を思い出した。ほんとに大量の血を流しながら国家間の領土をけずられてちぎられてもぎとられてく
・軍隊が弱いだけで侵略の口実になる
・軍事力の無い中立ほど悲惨なものはない
・民族の帰属意識の強さ
 700年バルトに住んでいながら、アイデンティティーはドイツにあるバルト・ドイツ人の存在
 占領が終わった後も地域ごとロシアに帰属したがる移民ロシア人の存在
 日本だと「日本が嫌なら国に帰れ」って論調だけど、そう簡単なものじゃないらしい
 その国に住んでても心は祖国にある民族が一地域に集中すると、その地域で独立→分離→他国に帰属ってなって国土を失うことになる。日本だと対馬
・バルトなのにバルト以外の民族が多くて、純粋なバルト民が人口比で少数民族になる不思議
 成り立ちからして複数の民族が統合して国ができてるし、単一民族国家なんてそうそうないらしい
 日本に住んでて、日本人以外の移民が多い国になったらどういう感じなんだろう
 向こうは侵略されてしての繰り返しだから、複数の民族が入り乱れるのは慣れてるというか、普通なのかな。日本だと拒絶反応が強い気がする
・ロシア怖い。200万人とかしか人口いないのに5万10万単位で連行したり殺したり。人口の1/5が死亡したり。占領されるってほんと悲惨。
・故郷とか祖国っていう言葉の重さが違う



文中に出てきたセイマス、ボルシェビキ、ロシア白軍とかがなんか重要ぽいので、ロシアの歴史を読んでみようと思う。